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谷分 道彦Michihiko Taniwake

代表取締役

「いかにその人にとっての一番を見つけていくか。」

私は、小さいときから絵や工作などとにかく”もの創り”が大好きでした。
具体的に建築家になろうと思ったのは、原体験として小学校低学年のときに自分の部屋の増築を行ったことが影響しています。
小さいながらも、物が出来ていく過程の面白さや現場にあふれる木の香りに惹かれ、
大工さんの仕草などを興味深く眺めていたのを覚えています。

住宅を設計する上では、“住まい手にとっての一番”を見つけるということを念頭においています。
建築する場所もそうですが、住まい手が変わると「その家の良さ」が全く違ってくる。

住まい手にとっての一番を見つけないと意味がないんですね。オーナー様も答えが分って依頼してくるわけではないので、
一緒になって「いかにその人にとっての一番を見つけていくか。」と言うプロセスを大事にしています。

それにはいかに遠慮を取り除き、本音を聞きだすかが重要です。
出来るだけ話をして家の話以外からも、その人にとっての一番を見つけていく。
そして、一緒になって住宅を創り上げ、また創っていく過程をオーナー様が楽しんでくれるように心がけています。

また、子供がいる場合は、できるだけ建築現場に子供をつれてきて頂くようお願いしています。
私自身が小さい頃に体験した家づくりの現場が強く心に残っているように、
子供の原風景に家づくりの現場が残ってくれたら・・と思います。

今は完全な情報化時代。そして物もセレクトして買う時代です。でも家はゼロから作っていく作業です。
何も無いところからこんなに大きなものを創るという事から、是非何かを感じ取って欲しいと思っています。

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